「私は自信に満ちています」「私はすべてうまくいっています」
そう言ってみても、心の中では「いや、全然そう思えないんだけど」となることがあります。
こんにちは、タカヤです。
こういう時、信じられない自分を直すことを先にしなくていいと思っています。強い肯定文が自然に使えるならそのまま使えばいいし、今の実感と離れすぎているなら言葉を変えてもいい。そもそも使わないという選択もあります。
大事なのは、アファメーションの形に自分を合わせることではなく、その言葉を自分の望む人生のために使えるかを見ることです。
「言えない自分が悪い」にしなくていい
アファメーションをしていて違和感が出ると、「ちゃんと信じられないからダメなのかな」「もっと何度も言えば、そのうち信じられるのかな」と考えることがあります。でも、言葉と今の実感が食い違っている時に違和感があること自体を、失敗と決める必要はありません。
ここからは説明用の架空例です。僕自身や実在するお客様の体験ではありません。
例えば、明日の打ち合わせで自分の意見を話すことに緊張している人が、
「私はどんな場でも自信を持って堂々と話せます」
と言ったとします。この言葉が本人にとって自然なら、変える必要はありません。ただ、言うたびに「いや、明日話すの怖いし」と感じるなら、「もっと信じなきゃ」と押し続ける以外の扱い方もあります。
今の実感と、望んでいることを書き分ける
この人は、打ち合わせで自分の意見を伝えられるようになりたいと思っています。でも今は、人前で話す時に緊張しています。
ここで、一つの強い断言だけに自分を合わせるのではなく、まず二つを書き分けてみます。
今の実感
「今は、打ち合わせで自分の意見を言う時に緊張する」
望んでいること
「自分の考えを落ち着いて伝えられるようになりたい」
「今は緊張する」という実感と、「こうなりたい」という希望は別の内容です。どちらかを事実から消すのではなく、今の状態と望んでいる方向として、それぞれ書くことができます。
今の自分が言える言葉にする
この人が「今は緊張するけれど、自分の考えを落ち着いて伝えられるようになりたい」なら自分の言葉として使えるとします。その場合は、これを使う選択があります。
ただ、これは誰にでも使える正解のアファメーションではありません。この言葉にも違和感があるなら、別の言葉にしてもいいし、アファメーションという形にしなくてもいい。
例えば大事なのは、「前向きな文章になっているか」だけを見ることではありません。自分は今どう感じているのか。その上で、何を望んでいるのか。その二つを自分が読んで意味の通る形で言えているか。そこを見ます。
「今そう感じる」と「私はこういう人間だ」は別
今の実感をそのまま見る時にも、一つ分けたいことがあります。「明日の打ち合わせで話すのが怖い」と感じていることと、「私は自信のない人間だ」と自分全体を決めることは同じではありません。
今感じていることは、その場面での今の実感です。それだけで自分の価値や、これから先も変わらない自分の性質まで決まるわけではありません。
前向きな断言を無理に現在の事実にする必要もないし、今の不安を永続的な自己評価にする必要もない。その間に、「自分はどうなりたいのか」を置くことができます。
ある短時間の実験では、肯定文の反応に違いが報告されている
Woodらの2009年の研究では、心理学を学ぶ学生68人を対象に、特定の肯定的な自己文を4分間繰り返す条件などが比較されました。低い自尊感情得点の参加者では、肯定文を繰り返した群の方が、繰り返さなかった群より直後の気分指標が低かったと報告されています。分析では東アジア系の参加者は除外されていました。
ただし、これは特定の自己文を使った短時間の実験です。一般的なアファメーション全体、日本人、長期間の実践、願望実現への効果、この記事で示した言い換え方の有効性を証明した研究ではありません。
なので、この研究を理由に「強い肯定文はダメ」と決める必要もありません。僕としては、研究を正解の例文探しに使うより、自分に合わない言葉を無理に正解扱いしなくていい、と考える材料の一つとして見ます。
アファメーションを、教えではなく道具として使う
僕は、教えに自分を合わせるのではなく、自分の望む人生のために教えを使う方がいいと思っています。アファメーションも同じです。
「こう言わなければいけない」「完全に信じなければいけない」というルールに自分を合わせるより、その言葉が今の自分にとって何を表しているのかを見る。
もし今の事実と、これから望んでいることが一文の中で混ざっているなら、分けてみる。それだけでも、自分が何を言おうとしていたのかは見やすくなります。
以前の記事では、教えや方法をそのままコピーするのではなく、自分の状況に合わせて使うことについて書いています。
また、アファメーションの文言よりも、「毎日やらなければ」「休んだら後退する」と続けること自体が負担になっている場合は、別の問いになります。
引き寄せに疲れた時、学びを休むことと望む人生を諦めることは違う
今使っている一文を見直すなら
今使っているアファメーションがあるなら、その一文だけ見てみてください。これは今の事実として言っているのか。それとも、これから望んでいることなのか。
もし両方が混ざっていて、言うたびに嘘っぽく感じるなら、今感じていることと、望んでいることを分けて書いてみる方法があります。
その上で、今の自分が使える言葉にする。そのままの言葉を使う。あるいは今回は使わない。
どれを選ぶにしても、アファメーションを上手にできること自体を目的にしなくていいと僕は思っています。
今の自分を整理したい方へ
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