ずっと欲しかったものが手に入った。「これが叶ったら嬉しいはず」と思っていた暮らしも、形としては実現した。
なのに、思ったほど嬉しくない。
すると、「私、感謝が足りないのかな」「そもそも願いを間違えたのかな」と考えてしまうことがあります。
こんにちは、タカヤです。
こういう時、僕はすぐに理由を一つに決めなくていいと思っています。
願いが叶ったことと、その後の日常が自分の期待していた形になったことは、同じではありません。
まず、「何が実現したのか」「そこからどんな毎日になると思っていたのか」「今も何が変わらず残っているのか」を見てみます。感謝できる自分になることを先に課題にしなくていいし、「間違った願いだった」とすぐ捨てる必要もありません。
説明用の架空例:欲しかったスペースはできた。でも毎日は変わっていない
ここからは説明用の架空例です。僕自身や実在するお客様の体験ではありません。
ある人が、自宅に自分専用の作業・読書スペースを作りたいと思っていたとします。机、椅子、照明、本を置ける場所を整えて、以前から欲しかった空間はできました。
その人が期待していたのは、場所ができることだけではありませんでした。夜にそこへ座って、本を読んだり、自分のことを考えたりする時間がある。そんな毎日も思い描いていました。
でも実際には、夜になると以前と同じ予定が残っています。仕事の続きや翌日の準備をしているうちに時間が過ぎ、せっかく作ったスペースに座るのは、物を置く時くらいになっています。
ここで「叶ったのに喜べない自分はおかしい」と決める前に、今起きていることを見ます。
実現したもの
自宅に、自分の作業・読書スペースができた。
期待していた日常
夜にそこへ座って、本を読んだり、自分のために静かに過ごしたりする時間がある。
今も残っている生活条件
夜の予定や仕事の流れは、スペースを作る前とほとんど変わっていない。
スペースが手に入らなかったわけではありません。一方で、「場所ができれば、そこを使う時間も自然に増える」というところまで実現したわけでもありません。
この二つをまとめて「願いは叶ったのに嬉しくない」とだけ見ると、何を見直せばいいのか分かりにくくなります。
今あるものの使い方を変えてみる選択
今あるスペース自体には興味があるなら、家具を買い直したり、すぐ次の願いを作ったりする前に、使い方を一つ変えてみることもできます。
例えば、もともと予定が空いている時間があるなら、その一回だけ、そこで読みたかった本を読む時間にしてみる。
その後で、「この場所を使うこと自体は好きなのか」「今の生活では、この時間を作りにくいのか」を見ることができます。
ただし、これで必ず嬉しくなるわけではありません。使ってみても思ったほど惹かれないこともあるし、まだ何とも判断できないこともあります。
使い方を変えるのは、正解を証明するためではなく、今の自分がこの願いをどう受け取っているのかを見るための一つの選択です。
今は生活条件を変えられないなら、判断を保留してもいい
実現したものを使いたくても、今すぐ予定を変えられないこともあります。仕事や生活の都合で、自分の時間を増やしにくい時期もあります。
その場合、「使えていないから、この願いは間違いだった」と急いで結論を出す必要はありません。
今は条件が合っていないのかもしれない。今は別のことを優先したいのかもしれない。まだ自分でも分からないかもしれない。
分からないなら、そのまま置いておくこともできます。
「叶ったんだから喜ばなきゃ」と感情を作る必要もなければ、「嬉しくないなら次の目標を探さなきゃ」と急ぐ必要もありません。
望みそのものを見直す選択もある
一方で、「やっぱり自分が欲しかった生活とは少し違う」と感じるなら、望んでいたものを見直してもいいと思います。
ここに決まった順番はありません。先に使い方を試してもいいし、今の時点で望み自体を考え直してもいい。
その時も、「本当に欲しかったのは机ではなく自由だった」のような一つの隠れた答えを無理に作る必要はありません。
机も欲しかった。静かな時間も欲しかった。当時は欲しかったけれど、今は優先順位が変わった。
いろいろな可能性があります。
「本当の願い」を一つ当てることより、自分がこれからどんな日常を過ごしたいのかを考える方が使いやすいと思っています。
改めて望んでいる場面から整理したい場合は、憧れる人がいるのに、自分の望みが分からない時に確かめたいことも参考にしてください。
願いが叶った後に見ること
願いが叶ったのに思ったほど嬉しくない時は、次の三つを一度見てみてください。
- 実際に何が手に入った、または実現したのか
- それによって、どんな日常になると思っていたのか
- その日常を作る上で、今も変わっていない条件は何か
そこから、今あるものの使い方を変えてみる。今は変えられないなら判断を保留する。改めて望んでいる日常を考え直す。
どれか一つを必ず選ぶ必要はありません。
嬉しくないという今の感覚だけで、「感謝不足」「偽物の願い」「自分が間違っている」と決めなくていい。逆に、何かを見直せば必ず満足できるという話でもありません。
願いが形になった後も、自分はその先でどんな毎日を過ごしたいのかを見ることができます。
僕は、願いや教えに自分を合わせるより、自分の望む人生のために使っていけばいいと思っています。
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