「売ればいいのに」と言われた時、作りたい気持ちと売りたい気持ちを分けて考える

趣味で作ったものを人に見せたら、「これ、売ればいいのに」と言われた。

褒め言葉として受け取って嬉しいと感じることもあります。でも、自分では特に販売したいと思っていない。そんな時に、「売りたくないのは自信がないからなのかな」「せっかく作れるなら売った方がいいのかな」と、別の問題まで増やす必要はありません。

こんにちは、タカヤです。

僕は、作ることが好きかどうかと、それを販売したいかどうかは別に考えていいと思っています。作れることから、販売する意思まで自動的に決まるわけではありません。

説明用の架空例:趣味で刺繍の小物を作っている場合

ここからは説明用の架空例です。タカヤ本人や実在するお客様の体験ではありません。まだ注文や制作依頼を受けていない、私的な趣味の場面を想定します。

ある人が、趣味で刺繍の小物を作っているとします。作る時間そのものが好きで、完成したものを友人に見せることもあります。自分から贈りたいと思った相手に、プレゼントとして作ることもあります。でも、販売したいとは今のところ思っていません。

この人の場合、今の意思を分けるとこうなります。

  • 作る:続けたい
  • 見せる:見てもらうこともある
  • 贈る:自分が贈りたい時にはする
  • 売る:今はしたくない

この四つは一緒に選ぶ必要はありません。人に見せることと販売すること、自分から贈ることと注文を受けることも別です。

「売ればいいのに」と言われても、腕前の話に変えなくていい

作品を見た友人から、

「すごくいいじゃん。これ売ればいいのに。」

と言われたとします。

ここで販売したくない理由を説明するために、「売れるほど上手じゃないから」と自分の作品を下げる必要はありません。この架空例で確認できているのは、「作ることは好きだけれど、今は販売したくない」ということです。

そのまま、例えば、

「作るのは好きなんだけど、今は販売するつもりはないんだ。」

と返せます。

相手の言葉を嬉しいと感じていて、そのことも伝えたいなら、

「そう言ってくれてありがとう。作るのは好きなんだけど、今は販売するつもりはないんだ。」

でも構いません。感謝の言葉を必ず付けなければならない、という意味ではありません。

再び勧められても、理由を増やし続けなくていい

友人がさらに、

「もったいないよ。絶対売った方がいいって。」

と言ったとします。

ここで販売しないことを納得してもらうために、趣味への思い、時間の事情、自信の有無などを全部説明する必要はありません。

「今は趣味で作る形にしておくよ。」

と、現在の意思をもう一度伝えて終えることもできます。

「いつか売るかも」「今度考えておく」と将来の約束を足す必要もありません。将来気持ちが変わる可能性があることと、今ここで販売する予定を約束することは別です。

「売らない」から、無料の制作依頼を受ける必要もない

販売しないと伝えたからといって、代わりに「じゃあ無料で作って」と頼まれたものを引き受ける結論にもなりません。

自分から「この人に贈りたい」と思って作ることと、相手から依頼された制作を引き受けることは別です。趣味としてどこまでやるかは、その都度自分で選べます。

今売りたくないなら、まずその意思をそのまま扱う

今回の中心は「今は販売したくない」という状態です。ただ、人によっては「販売には少し興味があるけれど条件は決めていない」「そもそも売りたいかまだ決めていない」という場合もあります。

その場合も、今確認できているところまで伝えれば構いません。「興味はあるけど、今はまだ決めてない」のように、未定を未定のまま残せます。

どの状態でも、「本当は怖いだけ」「自信がないだけ」と、本人が確認していない理由を新しく作る必要はありません。

今の選び方を、そのまま伝えて終える

趣味で作ることが好きでも、販売まで望むとは限りません。今は「作ることを楽しみたい。販売はしない」と思っているなら、その選択をそのまま伝えられます。

売る人の方が優れているわけでも、売らない方が純粋なわけでもありません。今、自分がこの趣味をどう楽しみたいのか。その範囲を自分で決めればいいと思っています。

今の自分の状況を整理したい方へ

今回の販売の話とは別に、「今、この趣味をどう楽しみたいのか」「何が引っかかっているのか」「まず何ならできそうなのか」など、今の自分の状況を整理したい方には、無料の5つの選択式質問があります。

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