「手伝おうか?」そう言ってもらったのに、「大丈夫、大丈夫。自分でやるから」と答えてしまう。
あとになって、「手伝ってもらえばよかったかも」と思うことはありませんか。
こんにちは、タカヤです。
こういう時、すぐに「自分は人に頼れない人間なんだ」と原因を決めなくていいと思っています。まず確かめたいのは、もっと具体的なことです。
相手は何を手伝おうとしていたのか。自分は何と返したのか。そして、なぜ断ったのか。
ここが分かれば、次に同じような申し出が来た時、「全部お願いするか、全部断るか」以外の選び方もできます。
「大丈夫」と答えたことと、頼りたくなかった理由は分けて見る
「手伝おうか」に「大丈夫」と返した。これは実際に起きたことです。でも、それだけでは「なぜ断ったのか」までは分かりません。
本当に自分でやりたかったのかもしれない。何を手伝ってくれるのか分からなかったのかもしれない。一部分ならお願いしたかったけれど、全部任せる感じが嫌だったのかもしれない。頼んで思った通りにならなかった時が嫌だったのかもしれない。
だから、毎回「人に頼れないのは自己価値が低いから」のように、一つの原因へ決めなくてもいいと思うんです。まずは最近の一場面だけで、次の3つを分けてみます。
- 相手は何を申し出てくれたのか
- 自分は実際に何と答えたのか
- その時、何が嫌で断ったのか
僕も、応援してもらえると言われても断っていた時期がある
僕自身も、昔はかなり自分でやろうとしていました。毎週1冊はビジネスや自己啓発の本を読んで、満員電車の中でも本を開く。隙間時間にはマインドセット系の音声を聞いて、昼休みは仮眠して、仕事をしながらブラウザを小さく開いてブログを書いていたこともあります。
独立してからは貯金が減っていく中で、「本当にこれで合ってるのか」と不安になりながらも、とにかく目の前のことをやるしかありませんでした。
そんな時でも、誰かに「応援してあげるよー」と言われると、
「いや、大丈夫ですよー。時間もったいないと思うし、僕が全力でやるんでーいいですよー」
みたいに断っていたんです。
僕の場合は、人に任せるより自分でやった方が早いと思っていたし、人に任せてうまくいかなかった時にガッカリしたくない、というのもありました。
でも、それでも自分の実力では全然お金を稼げなくて、当時入っていた講座の仲間たちに、恥を忍んで応援をお願いしました。もう、いい加減やばかったし、このままじゃ終わりたくない。ある意味、意地ですよね。プライドを捨てた感じでした。
お願いしたのは、本の紹介です。
「今まで自分でやってみたけど無理でした。」
そう伝えて、紹介をお願いしました。その講座にはお互いを応援するような文化があって、僕もそれまで、少なからずいろいろな人の応援をしていました。
その応援のおかげもあって、そこからお客さんと巡り会えて、僕のコーチングがスタートしていきました。
ただ、これは「人に頼めば成功する」という話ではありません。僕の話で今回見てほしいのは、最初に断っていた時にも僕なりの理由があったこと。そして、あとから状況を見て、「今回はお願いする」と選び直したことです。
大事なのは「頼れる人になること」より、申し出の中身を見ること
「人に頼れるようにならなきゃ」と考えると、今度は頼むこと自体が正解になってしまいます。でも、必要のない援助まで受ける必要はありません。
見るのは、今来ている申し出です。自分が困っていることと、相手が手伝えると言っていることが合っているなら、全部ではなく必要な部分だけお願いすることもできます。
何をしてくれるのか分からないなら、先に内容を聞けばいい。自分でやりたいことなら、そのまま断ってもいい。
「受け取れる自分になる」ことを目標にするより、この申し出は、今の自分に必要なのかを見る方が具体的です。
説明用の架空例:「片づけ、手伝おうか?」と言われた時
ここからは説明用の架空例です。僕自身や実在するお客様の話ではありません。
家の棚を片づけている時、家族から、
「片づけ、手伝おうか?」
と言われたとします。いつもなら反射的に、「大丈夫。自分でやるから」と返していた。
でも今回は、返事をする前に「何をお願いしたいか」を一度見ます。例えば、分ける作業は自分でやりたいけれど、まとめた箱を別の場所へ運ぶところだけ手伝ってほしいなら、
「ありがとう。分けるのは自分でやりたいから、終わった箱を運ぶところだけお願いしてもいい?」
と範囲を相談できます。
相手の「手伝う」が何を指しているのか分からないなら、
「ありがとう。何なら手伝えそう?」
と聞いてから決めてもいい。逆に、今日は自分のペースで整理したいなら、
「ありがとう。今日はこの棚だけ自分でやってみたいから、大丈夫」
と断ることもできます。
同じ「手伝おうか?」でも、答えは一つではありません。受けることも、範囲を相談することも、内容を聞いてから決めることも、断ることもできます。
前に断った申し出へ、あとから戻ってもいい
その場では「大丈夫」と答えたけれど、あとから考えたら手伝ってほしかった。そういう時もあると思います。
ただ、以前「手伝おうか」と言ってくれたからといって、今も相手が同じように手伝えるとは限りません。だから後からお願いするなら、
「前に手伝おうかと言ってくれた件なんだけど、もし今も大丈夫なら、ここだけお願いしてもいい?」
のように、改めて相手の都合を確認すればいい。
相手が今は難しいと言ったとしても、それだけで「やっぱり自分は人の助けを受け取れない」という証拠にはなりません。自分が頼むかどうかを決めることと、相手が引き受けるかどうかを決めることは別です。相手にも断る自由があります。
次に「手伝おうか」と言われた時に見ること
これを毎回、自分を分析する宿題にする必要はありません。次に一度「手伝おうか」と言われた時、相手の申し出が何なのか、自分は何をお願いしたいのか、断るなら何が理由なのかを見る。必要なら頼む範囲や時期を相談し、内容が分からなければ聞き、必要なければ断ればいいと思います。
人に頼ることそのものを正解にしなくていいし、一人でやることを間違いにする必要もありません。僕は、教えや「こうあるべき」に自分を合わせるより、自分がどうしたいのかを見て、そのために使えるものを選べばいいと思っています。
もし「自分一人でやるしかない」と思っていることについて、ほかの進め方そのものを考えたい場合は、「仕方ない」で止めずに、今の条件の中で進め方を見直す考え方も参考にしてください。
また、頼んだ後に「相手はこう答えてくれるはず」「こう反応してほしい」と相手の反応まで決めようとして苦しくなる場合は、相手の反応と、自分が選べることを分けて考える方法で別に整理しています。
今の自分を整理したい方へ
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