「あの人みたいになりたい」
そう思う人がいる。 でも、よく考えると、その人の何に惹かれているのか分からない。
そんなことはありませんか。
憧れる相手がいることは、自分が何を望んでいるのかを考えるきっかけになります。
ただ、そこで気をつけたいのは、その人の人生を全部欲しいと思っているとは限らないということです。
憧れの中から、自分が欲しい部分を見つける
例えば、ある人の自信に惹かれている人がいるとします。 これは説明用の仮例ですが、その人が堂々としている姿や、自分の意見を持っているところを見て「いいな」と感じる。
でも、その人の恋愛のあり方や暮らし方まで、同じように望んでいるとは限りません。
ここで考えたいのは、 「その人になりたい」 ではなく、 「自分は何に惹かれているんだろう」 という部分です。
例えば、堂々としているところが好きなら、自分の日常で起きてほしい場面は何なのかを考えてみる。
もしかすると、 会議で自分の意見を一度言えるようになりたい、 人前で自分の考えを伝えられるようになりたい、 という具体的な場面なのかもしれません。
そう考えると、欲しいものは「その人の人生全部」ではなく、自分の日常の中に取り入れたい一部分として見えてくることがあります。
憧れたものを、自分の生活に置き換えてみる
憧れる相手を見た時、その人が持っているものをそのまま受け取ろうとしてしまうことがあります。
でも、本当に考えたいのは、 「その人が何をしているか」 だけではなく、 「自分の生活で、どんな場面が変わったら嬉しいのか」 ということです。
例えば、先ほどの自信という要素に惹かれた場合でも、すぐに大きく変わろうとする必要はありません。
次に自分の意見を言える機会があれば、一度伝えてみる。 その前に、言いたい一文だけ考えておく。
そういう確かめ方もあります。
もちろん、それをやれば必ず理想の状態になるという話ではありません。 実際に試すかどうかも、自分で選ぶことです。
ただ、憧れを「自分には無理な遠いもの」として見るのではなく、自分の生活の中で何を望んでいるのかを見る材料にすることはできます。
まだ望みがはっきりしない時は、分けて書いてみる
自分の望みを考えた時に、すぐ答えが出るとは限りません。
「これが欲しい」と言える場合もあれば、 「まだ分からない」 という状態もあります。
その時に、無理に本当の願いを決めようとしなくてもいいと思います。
考える時は、例えば次のように分けてみることができます。
- 惹かれる要素:その人の何が魅力に感じるのか
- 自分の日常で欲しい具体的な場面:どんな瞬間が変わったら嬉しいのか
- 同じようには望まない点/今の暮らしに残したい点:全部変える必要はない部分は何か

もし「欲しいもの」がまだ分からない場合は、「これは自分は真似したくないな」「今の暮らしで残したいものは何だろう」というところから考えてみてもいいと思います。
これは、自分の願いを判定するためのものではありません。
今の自分が何に惹かれていて、どんな方向を望んでいるのかを整理するためのものです。
そして、言葉にした望みは、実際の生活の中で確かめながら変えていってもいい。
教えや考え方に自分を合わせるのではなく、自分が望む人生のために使っていく。
憧れる相手を見る時も、その人になることを目指すのではなく、自分が何を望んでいるのかを知るきっかけとして見てみる。
もし今、何を変えたいのか、どんな方向へ進みたいのか整理したい場合は、今の自分を考えるきっかけとして使ってみてください。
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