引き寄せや潜在意識について学んでいると、「感謝することが大切」という教えに触れることがあります。
でも、実際には不満もあるし、困っていることもある。そんな時に「こんなことを思う自分は、感謝が足りないのかな」「不満を口にしたら、望んでいる現実から遠ざかってしまうんじゃないか」と考えてしまうことはないでしょうか。
こんにちは、タカヤです。
感謝できない自分を責め始めると、本来なら確認したり、変えてもらったりできることまで我慢してしまうことがあります。
僕がここで分けて考えたいのは、助かったことを認めることと、今困っていることをそのままにしておくことは、同じではないということです。
助かった点と、まだ困っている点は両立する
ここからは説明用の架空例です。例えば、こんな場面を想像してみてください。
ある人が、仕事で使う案内文を別の人に確認してもらいました。相手は忙しい中で文章を読んで、分かりにくい箇所をいくつか指摘してくれました。自分だけでは気づかなかった問題が分かったので、その点は助かりました。
一方、指摘された箇所をどう修正すればよいのか、まだ判断できない部分が残っています。相手に手間をかけてもらったのだから、これ以上質問するのは申し訳ない。助けてもらったことに不満を持つのは、感謝が足りないのではないか。そう考えて、必要な確認を控えているとします。

この場面で、実際に起きたことは二つです。相手が案内文の分かりにくい箇所を指摘してくれたこと。そして、指摘された箇所の一部について、どう修正すればよいか分からない状態が残っていることです。
そこから「次にどう直せばよいか確認したい」という希望が生まれています。これは起きた事実そのものではなく、今、自分がしたいことです。
助かった点があるからといって、残った問題まで解決済みにする必要はありません。反対に、困っていることがあるからといって、相手がしてくれたことまで無意味になるわけでもありません。
感謝が足りないかを考える前に、何が分からないのかを見る
この架空例で必要なのは、感謝の気持ちをもっと強くすることではなく、修正できずに止まっている箇所を確認することです。
例えば、次のように尋ねることができます。
「読んで指摘してもらった点は助かりました。ただ、この箇所は何を優先して直すとよさそうですか?」
これなら、助かった点と未解決の点を、どちらか一方にせずに伝えられます。もちろん、毎回お礼を言わなければ質問してはいけない、という意味ではありません。必要なのが修正方法の確認だけなら、その質問だけをする選択もあります。
質問すれば必ず相手が答えてくれるとは限りません。相手にも都合があるでしょうし、具体的な修正案までは分からないこともあるでしょう。それでも、自分が何に困っていて、何を確認したいのかを整理することはできます。
相手に確認する必要がないなら、自分で別の方法を考える選択もあります。反対に、確認しないままでは仕事を進められないなら、感謝できているかどうかとは分けて、必要な確認を優先してよいんです。
感謝できない自分を、願いが叶うかどうかの採点に使わない
引き寄せの教えを大切にしていると、困りごとを口にする前に「もっと感謝した方がいいのでは」と考えてしまうことがあるかもしれません。
でも、感謝の感情が自然に湧いてこないことだけで、自分の取り組みが失敗だったと決める必要はありません。感謝すれば必ず願いが叶うとも、感謝できないことが願いを妨げているとも、ここで決めつける必要はないんです。
僕は、教えに自分を合わせるために無理をするのではなく、自分の望む人生のために教えを使う、という考え方を大切にしています。感謝という考え方が自分にとって役立つなら使えばいい。でも、そのために必要な確認や変更依頼まで諦める必要はありません。
ありがたさを感じられるかどうかと、今の状況をどうしたいかは、別々に考えられます。助かったことは助かったこととして認め、困っていることは具体的な事実として扱う。そのうえで、今必要な確認をするか、自分で別の方法を考えるかを選べばいいんです。
考えたことが悪い現実につながるのではないかと不安になる場合は、ネガティブな考えと現実への不安を分けて考える記事も参考になります。
今の状況を整理したい時は
感謝できるかどうかを採点するより、今の自分が何に助けられ、何に困り、何を変えたいのかを整理したい場合は、無料の5つの質問も使えます。
感謝の正解を教えたり、感謝不足が問題の原因かどうかを診断したりするものではありません。今の状況や望みを整理するためのものです。
感謝の気持ちが自然に湧いてくる日もあれば、そうでない日もあります。無理に感情を作ろうとする前に、助かった点と困っている点を分けてみる。そこから、次に必要な確認や依頼を一つ選ぶこともできます。

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